行動経済学者ダン・アリエリーの本で、彼の本を読むのはこれで3冊目になる。どういう人かはTEDの動画を見るのが手っ取り早いかもしれない。
高校時代の恩師であるI先生から、以前、
「心理学に興味のある高校生に読ませるなら、どんな本が良い?」
と尋ねられたことがある。「心理学に興味がある」という場合、その意味するところはかなり幅がある。フロイトやユングといった硬派なものから、精神疾患を対象とする精神科関連のもの、それから「話しながら無意識に顎に手をやる人は~である」といった合コンで受けるようなネタが豊富なものまで。
そして、「心理学に興味がある」という人の多くが意図しているのは、たいていライトでネタ的なものである。そういう人にこそ、行動経済学関連の本は非常にお勧め。行動経済学は決してチープなものではないのだが、少なくとも本で紹介されているものに限って言えば、研究手法や結果が非常に分かりやすくて身近である。
もし周りに「心理学に興味がある」という人がいたら、ぜひとも行動経済学の本を勧めてみて欲しい。たとえその人の意図した心理学ではなかったとしても、読んでみれば行動経済学の面白さにきっと気づくことだろう。
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