2015年8月18日

子どもが高校生になったら読ませたい 『未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II 』


目からウロコ、という表現がある。本書を読むことで目からウロコがとれるわけではないが、視力に合ったメガネを手に入れた気分にはなる。というのも、本書は思い込みを取っ払ったり既成概念をひっくり返したりという類いのものではなく、誰でも身につけることができる思考の「技術」を教えてくれるからだ。

例えば名札についての話。もっと良い名札を考案できないかと学生たちに提案する。名前だけでなく出身地、趣味などが書いてあるようなのはどうだろう。他には? どうしてネームプレートにする必要がある? そうか、だったらTシャツに顔写真や名前などをプリントしても良いじゃん。といった具合にアイデアをどんどんと出させる。

分量は多くないが値段はやや高め。それでも読んで良かったと思う。我が子が高校生くらいになったら読ませたい一冊。

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