とりあえず俺と踊ろう
一歩踏み出せば、一歩ぶんだけ眺めが変わるよ。
2015年5月14日
アイデアのヒント
アイデアには常に飢えている。いや、この言い方はちょっと違う。精神科の診療に使えそうなヒントを常に探しているというほうが正しいか。
一貫した姿勢に基づきながら、常に新しい何かを補給して、診療にあたっては臨機応変さと柔軟性を心がけたいと思っている。そのためには常にあらゆるものからのヒント収拾が必要である。
本書はアイデアを見つけるための姿勢、考え方が簡潔に書かれている本。ちょっと冗長な部分もあったが、このての本を読んだことがないという人には面白いかもしれない。
2015年5月12日
マギの聖骨
「殺しの訓練を受けた科学者」の集団である架空のアメリカ機関シグマ・フォースの活躍を描いた物語で、『ダ・ヴィンチ・コード』や『インディ・ジョーンズ』や『トゥーム・レイダー』を混ぜこぜにしたような感じ。テンポはわりと良いが、ストーリーやどんでん返し的には可もなく不可もないといったところで、根強いファンのいるB級映画という趣き。続編『ナチの亡霊』は購入済みなので、機をみて手にとることにしよう。
2015年5月11日
脳の中の天使
脳神経科学者ラマチャンドランによる
『脳の中の幽霊』(ブログ内では、『足の裏と性感帯、それから脊損患者の性感帯』で紹介)
の続編のようなもの。原題は、
『The Tell-Tale Brain A Neuroscientist’s Quest for What Makes Us Human』
邦題はあまりに前著を意識しすぎな気がする。
切断された後の腕が痛む幻肢痛、数字や音と同時に色を感じる共感覚、自閉症、ミラーニューロン、美と脳神経学、言語の進化など、題材は他方面に及ぶがメインテーマは脳そのものと、脳の進化についてで、緻密な観察と深い洞察による鋭い考察がなされている。脳構造や機能に関しては冒頭で多少の説明があるものの、やはりある程度の知識がないと読み進みにくい部分がある。そういう時にはあまり細かいところにこだわらず、ラマチャンドラン博士の「知のジャグリング」とでも言うべき知的妙技を楽しみながら脳の不思議に触れるのが良いだろう。
精神科医としては、臨床における思考のヒントとなるような部分が多数あり有意義であった。
2015年5月8日
小田嶋隆のコラム道
文章を書くということを改めて見つめ直したいと思って、何冊か買ったうちの一つ。面白かったし、参考になったような気もするが、文章量に比べると値段が高いのが気になる。
2015年5月7日
覇王の番人
明智光秀と光秀に仕えた忍びを主人公にした歴史小説。両方の視点を交互に切り替えながら話が進んでいく。光秀の視点では知略・調略が、忍びの視点では真保裕一らしいアクションシーンが、そしてそれぞれに心情・人情が適度な割合で織りこまれる。
すごく面白かったのだが、残念なことに俺がまったくもって歴史に疎く、登場人物の9割くらいを知らなかったので、かなり雰囲気だけで読み切ってしまった。言い方を変えるなら、そういう歴史愚者の俺でさえ楽しめる小説だったということ。俺のこれまでの光秀イメージとは違って、かなり人情味のある温かい人物として描かれている。
光秀を主人公にしているだけに決して完全なハッピーエンドとは言えないものの、ただのバッドエンドでもないところが好き。
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