そういったわけで、ただ怖がらせようとしただけのゾンビ映画(吸血鬼映画も同じだが)は俺の中では駄作の位置づけになる。ゾンビという最高の(?)舞台を用意しておいて、そんな内容でどうするよ……、とがっくりきてしまう映画はけっこう多い。
やたらとゾンビ映画について自説を述べてしまったが、本題は今日観た『ウォーキング・デッド』についてである。これはアメリカのテレビドラマ(http://www.kadokawa-d.jp/lineup/walkingdead/)で、どうやら非常に評判が良いらしい。もう一年くらい前から気になってチェックしていた作品でもある。それがとうとうレンタル開始ということで、早速借りてみた。
感想(ネタバレはほぼなし)。
実に素晴らしい作品。ゾンビの設定としては定番のノロノロ系で、知性がなくて人間や動物を食べる。また、食べかけ(?)で生き延びた人間は感染してやがてはゾンビになってしまう。一匹(一人?)を相手にするのなら決して脅威ではないのだが、疲れ知らずの連中が集団で押し寄せてくるのだからたまらない。そして、そんな最悪の状況下で繰り広げられる人間たちのサバイバル生活。これまでのデパート立てこもり型ではなくアウトドア系で、安住の地を求めてさまようくらいのネタバレはしても良かろう。何が素晴らしいかって、1話が45分でそれがファーストシーズンだけで6話あるので、映画では描ききれない細かい部分まで手が届いているところ。映画でやろうとしたらスピード感がなくて退屈になるかもしれないけれど、45分一区切りだから間延びしない。
あまりの面白さに、思わず原作コミックを購入してしまった。
俺と同じようなゾンビファンには、超絶お勧めの本が3冊ある。
WORLD WAR Z
ゾンビをほぼ一掃した世界で、国の機関の調査員がいろいろな人にインタビューして「当時、いったい何があったのか、どう展開してゾンビを駆逐したのか」といったことを綿密にレポートした、という設定で、これがまた怖いのなんの。ゾンビはオーソドックスなノロノロ系で、感染するし、脳を破壊で活動停止。淡々と書かれるだけに、妙にリアリティがあって、読んでいる間は何度も夢に見たくらい。ゾンビファンなら一回は読んでおきたいところ。
死霊列車
タイトルと表紙が、どうも二流の海外小説を思わせるのだが、中身はけっこう怖いゾンビもの。こちらのゾンビは『28日後』のように走る。評判は賛否分かれているようだが、俺は文句なしでお勧めしたい。
アイアムアヒーロー
こちらは漫画。ゾンビファンにはたまらない面白さだと思う。
最後に、もう一回ドラマの話に戻る、といってももう内容には関係ないのだが、登場人物に「あれ? この人は……」という俳優がいて、調べてみたらやっぱりそうだった。ノーマン・リーダスは俺の好きな映画『処刑人』での主人公の一人だ。
オランダ映画「ゾンビビ」が話題だそうです。
返信削除アイアムアヒーロー好きです。ついこの前最新巻をGETしました(*^^*)
返信削除……これもグロいんですよねぇ。
>あっこ
削除アイアムは俺の中で神漫画。でも単行本まではそろえるつもりはないなぁ。
兄貴とゾンビ世界の話をだらだらしたい・・・
返信削除最近どうでもいいことを熱く語ることがなくなってストレスフルです。
>たに
削除ゾンビで2時間飲めるなw どうやってサバイバルしていくかとか、そういうトークでしょw
まずは、なんでゾンビが動けるのか、からです。
返信削除俺は「寄生虫説」を押したいと思っています。
>たに
返信削除俺はいずれゾンビ小説を書きたいんだけど、ウイルスまたは細菌説で進めようと思っています。噛んで感染するんだから、寄生虫だとちょっと難しくないかな? 虫卵移行というのも潜伏期があるのに合致して面白いけど。
寄生虫は実際に脳をコントロールするのがいるからおもろいんですよ。カマキリを水辺に誘うハリガネムシ。雄のカニに母性本能を芽生えさせるフクロムシ。カタツムリに光を求めさせるレウコクロリディウム。いずれも自分より高等な生物を高等に支配します。自分の遺伝子を広げるために宿主を破滅に導きますよ。ゾンビの捕食行動とか、共食いしない感じの説明がしやすくないかな、と。狂犬病の水恐怖とか、トキソプラズマ鼠の猫をこわがらなくなるとかよりも、脳を支配されてる!って感が強くないかなって思いまして。
削除>たに
削除カタツムリの奴は不気味だよねぇ。支配されている感じってのは確かにある。でもやっぱりあの全世界中に感染していく感じは、ちょっと寄生虫じゃ出しにくいんだよなぁ。
脳が支配されている、というのがオーソドックスなパターンだけど、実は脳はあまり関係ない、とかね。脳幹が大切なだけで、いやいや、そんな奥深いことを考えるより、まず逃げることを考えようぜw
感染力で言ったら、ウイルスでも細菌でも強すぎですけどね。広がりすぎ(笑)
返信削除媒体と感染経路がはっきりしてない映画がほとんどじゃないですか?
逃げ方・・・馬はイイアイディアだと思ったんです・・・
>たに
削除あ、観た!?
『28日後』はウイルスかなにかだったけど、あれをゾンビというかどうか……。たいがいの映画が頭を破壊すればゾンビは活動停止するんだよなぁ。
感染力が強すぎるというのは問題だけど、でも噛まれた奴は全員間違いなく発症するということから、かなり強い感染力を持っていることは確かよ。
まぁ高度な話は置いといて、サバイバルをどうするかってとこなわけで。動きの遅いタイプだったら逃げ切れそうだけど、向こうは休憩を知らないから、こっちはただその場を振り切れば良いって話じゃなくなるんだよねぇ。まじで怖い。
前に見た映画でゾンビの振りをして逃げてた映画がありましたよw
返信削除演技力が重要ですね。
>あっこ
削除ゾンビのふりをするのは結構使われるパターンなんだよね。体に死体の血をつけるってやつね。上に紹介した『World War Z』は非常によくできた本だから、ぜひ読んでみて!!
World War Z ポチッと買いましたw
返信削除こういう系読んだり、見たりすると夜がめっちゃ怖いんですよねぇ……。あと、本棚を見られたら少し恥ずかしい。知り合いには極力知られたくないですから内緒でお願いしまっす!!笑
フグ毒でゾンビが作れるとか言いますよね。ゾンビパウダーとか言って、アフリカの方で作ってたとかなんとかいう話を大学の毒性学の教授が語ってました。
>あっこ
削除この本はマジでよくできていたよ。ホラー好き、ゾンビファンの俺が怖かったくらいだもん。タイトル的にも表紙的にも、パッと見で変な本ではないから本棚に合っても大丈夫!!w
ゾンビパウダーで作るゾンビは、ブードゥー教のやつだと思うんだけど、俺はやっぱりロメロ監督のゾンビが好きだなぁ。
あ、ちなみに俺はゾンビ好きではないですよ。怖いから。
返信削除でも「ウォーキング・デッド」ははまっています。
動画アプリ「hulu」でいつでも見れるんで。
俺が好きなのはゾンビではなくて、兄貴とのくだらいな議論ですww
>たに
削除え!? 怖がり!?
ウォーキング・デッドはかなり良いよね。サバイバルするためには何が必要か、あれ観てからだとさらに議論が深まるなw
そんな宗教だったと思います。ジャンプでゾンビパウダーって漫画も連載されてましたけどねw
返信削除先輩……。あっこ、ホラー無理です。ゾッとする感じがダメで基本的に雑食なんですが、ホラーだけは本もテレビも見れないんです。ゾンビはキモイけど、コメディー要素ありますからね、ツッコミながら見れるんですよ。夜眠れないけど。キモイけど。
買っちゃったけど、読めるか不安になってきました(涙)
>あっこ
削除ホラー嫌いなの!?
この本は結構ホラー色つよいよ。まぁ、あまりゾンビ映画をこれまでどれくらい観たかで、状況イメージが違ってくるから、俺とは怖さの感じ方が違うかもしれないね。
日本のホラーは完全にアウトです。延々と終わりなくループする感じと、精神的に追い詰めて行くかんじとか……。
返信削除ベッドで読んで、そのままお布団に潜ります。うっかりお風呂入る前とかだったら、1人で入れなくなりますからね……。
>あっこ
削除邦画ホラーは怖いもんねぇ……。