2011年12月27日

病院のベッドは本当に足りないか

入院を断るときに「ベッドに空きがない」というのに嘘はない。だが、本当にベッドは足りていないのだろうか。
実は、無駄に埋まっているベッドが多すぎる。いわゆる社会的入院の話ではない。

学生時代に大学病院で実習していて感じたのだが、病室から喫煙所まで、広い建物の中を歩いて、あるいは松葉づえをついて、時には車イスで、真夏でも真冬でもタバコを吸いに出かける人のなんと多いことか。それほど元気であれば、退院して外来通院だってできるはずなのだ。そしてそういう人たちを退院させれば、ベッドは少なくともいくらかは空くのだ。

当院でも、この寒さの中、屋外でタバコを吸っている患者が多い。点滴を引きずっている人までいる。それで「ベッドが足りない」というのは、ちょっと違うんじゃないかな。

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