2015年1月16日

錯覚の科学


・バイクや自転車の多い地域のほうが、それらが車にぶつけられる事故が多い。
・平凡な日の記憶より、衝撃的な出来事のあった時の記憶のほうが鮮明で正確である。
・経験を積んで優れた医師ほど、自らの診断に絶対の自信をもつ。
・あなたは、自転車や水洗トイレの仕組みを知っている。
・「サブリミナル効果」は悪用されると怖い。

一見すると当然のようであり、どこかで見聞きした話であるこれらのことは、実は錯覚である。バイクや自転車の多い地域のほうが、それらが巻きこまれる事故は少なく、衝撃的な出来事のあった日の記憶も平凡な日と同じくらい間違いが多いし、経験を積んだ医師ほど絶対の自信から距離を置くし、自転車や水洗トイレの仕組みを図解できる人は少ないし、サブリミナル効果は実は否定されている。

バスケットボールの実験(『となりの車線はなぜスイスイ進むのか』のレビューで紹介した)で有名な教授らが書いた人間の錯覚に関する本。

このての本で、最初は単行本で出版されて、後に文庫化されたものは概して質が高いように感じる。本書もお勧めの一冊である。

なお、文庫化されてからのレビューは少ないので、単行本のほうも参考に

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