2013年5月14日

夜と霧

夜と霧
正直に告白するなら、友人の整形外科医に本書を紹介されるまで、本書の名前は聞いたことがある程度で、古典小説の類いだとばかり思っていた。友人から、「この本は、ナチスの強制収容所に収容された精神科医による本だ」と教わり、おずおずと手を伸ばすこととなった。

読むと、その内容の重さに心が悲鳴をあげそうになる。でも読んで良かった。この本を、人生に悩める多くの人たちに勧めたい。

4 件のコメント:

  1. 昔、鬱で通院していた頃、
    当時の担当医に同じ作者の「それでも人生にイエスと言う」を
    勧められました。
    もし未読なら、そちらも是非どうぞ。

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    1. >匿名2013年5月14日 14:58さん
      情報ありがとうございます。
      Amazon評価も高いようですし、買ってみようかと思います!!

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  2. 「強制収容所で生き残るノウハウ」が書いてあって、生々しいです。
    ・常に元気にピョンピョン飛び跳ねて動くべし。体が弱っていると思われただけで、ガス室送りにされる。
    ・髪が白いと、やっぱりガス室送りになる。黒く染めろ。
    ・ガラスの欠片でいいから、顔を剃り、バラ色の頬にしろ。そうしないと(以下略)
    ・たとえ靴が合わなくて足が痛くても、足を引きずってはいけない。

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    1. >inoue04さん
      確かに、そういう話ありましたね。
      元気に働けるということをアピールする、と言っても、その「元気」というのが、せいぜい世間一般の「普通」くらいなので、それがまた恐ろしくもありました。

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