2015年6月9日

勇気とは習慣であり、実践であり、習得できる技能である。 『勇気の科学』


勇気とは習慣であり、実践であり、習得できる技能である。

これが本書の骨子である。

勇気を掘り下げて考察し、勇気を身につけるための細かい方法について語る。著者によると、勇気には「恐怖のコントロール」と「行動意志を高める」という二つのプロセスがある。また、勇気を高めるための第一歩は、「勇気を認める勇気」で、「自分にも勇気はある」と認識することが重要である。

内容は抵抗感なく受け容れられるものであった。語りは「ですます」調で、中身は読みやすく分量もそう多くない。ただ、分量のわりに値段やや高め。

2015年6月8日

エンプティー・チェア


脊髄損傷で首から下が動かなくなってしまった天才犯罪学者リンカーン・ライムを主人公にしたミステリ。これでこのシリーズを読むのが何冊目になるか忘れたが、これまで同様、ただドンデン返しがあるというだけの小説ではなく、きちんと人間が描きこまれているところが素晴らしい。著者ジェフリー・ディーバーが弁護士だからか、一冊ごとに核となる社会的なメッセージも込められている。

このシリーズはそう多く出ているわけではないので、読み終えるたびに、
「あぁ、また一冊を消費してしまった……」
という気持ちになってしまう。そんなお勧め本である。

2015年6月4日

脳の中の倫理


Amazonレビューでは母集団は少ないものの高評価。最低でも星3つ。ただ、この星3つの人の意見が俺の感想と近いかな。もの凄く期待していただけに、ちょっとがっかり。

倫理学方面では、『脳死・クローン・遺伝子治療―バイオエシックスの練習問題』がお勧め。

「ちょっと難しめの本を読んでみたいけれど、難しすぎても読めないし……」
という人にはもってこいの一冊。ちなみに、読破するためには序章は読まない方がいい。というのも、序章が異様に難解だからだ。最後に序章を読むくらいの気持ちで。

2015年6月2日

読ませるブログ


可もなく不可もなし。

これからブログを始める人、あるいは始めたけれど何をどうやったら良いのか分からない人向け。プロブロガーとかアフィリエイターとかが頻繁に取り上げられるせいで、「ブログって金儲けの道具だ」と思っている人もいるかもしれないが、自己表現の一形態くらいに考えてやってみるほうが楽しいはず。絵を描くのが好きな人が頼まれもしないのに自宅で絵を描くのと同じで、こうやって俺みたいに文章を書くだけで楽しいと思える人たちもたくさんいるということ。素通りせずに読んでもらえたら、なお嬉しいけれどね。

2015年6月1日

二度のお別れ


大阪の刑事が主人公のミステリ。会話のテンポは関西弁のノリで思わずプッと笑わせられるなど退屈ではないし、内容もつまらなくないのだが、同じ作者の他の本を買って読んでみるかは保留。