たいていの人の脳は、瞬時に確率を計算したり判断したりすることには不向きにできている。そう、きっとあなたの脳も。
試しに、次の問題を考えてみて欲しい。
ある大学の期末試験を、前日に飲みすぎた二人の学生がすっぽかしてしまった。その理由として、彼らは口裏を合わせて教授にこう言った。
「車で一緒に大学に向かう途中、タイヤがパンクしてしまった」
そして再試験を求め、教授はそれに同意した。再試験の問題は2問。1問目は5点の配分でそう難しくはなかった。2問目は95点の配点で、問題用紙にはこう書いてあった。
「パンクしたのはどのタイヤだったか?」
さて、二人の大学生の答えが一致する確率は何分の1だろうか? なお、引っかけ問題ではないので、車は4輪車を想像すれば良い。
正しい答え、それから考え方は、きっと誰かがコメントするだろう。

それが待ちきれない人は本書を手にとって読んでみると良い。きっと確率・統計というものが少し身近に感じられるようになると思う。