2019年12月6日

ビートたけしさんの「引きこもり対策には『1人部屋禁止法案』」にガッカリ……

ビートたけし 引きこもり対策には「1人部屋禁止法案」

反対である。

「引きこもり対策」としては逆効果で、有害にさえなりうる。

というのも、安心して引きこもれる場所のない子たちは、別の安心できる場所を求め、よりハイリスクなところに引きこもる恐れがあるから。一人部屋をなくせば、ネットで知り合った人の家やネットカフェなど、引きこもる場所が変わるだけだろう。

たけしさんの主張は、「アル中は、酒をなくせばいなくなる」というのと同じ発想だ。ズバッと大胆なことを言っているように見えるかもしれないが、ハッキリ言って、陳腐である。

これくらいは誰もが思いつくアイデアであり、すでにそれに近い実力行使がなされており、そして効果はほとんどない。

たけしさんの切り口はけっこう好きなのだが、そのたけしさんにしてこれである。
「あぁ、引きこもってる人たちって、この程度の認識でしか見られていないんだな」
という参考にはなった。

一人部屋をなくせば引きこもりの問題が解決?

あまりに安易で苦笑すら漏れてしまう。

たけしさんには、

「国が安全な引きこもり施設を作ってあげれば良いじゃねぇか」

くらいは言って欲しかった。

1 件のコメント:

  1. 引きこもりの人が繊細じゃなくなるか、
    あるいは世の中の人が優しくなってくれたら
    引きこもらないで外に出られるのになと思いました。

    私自身少しのストレスで体に症状が出るので苦しいです。

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