
「普通の酒好きにはね、酒のコレクションなんてできないんだよ」
「そうなの?」
「そりゃそうさ、だって飲んでしまうからね」
「ふふふ、じゃあ、飲まないお酒をこんなに集めているあなたは?」
「本当の酒好きさ」
「ふぅん、あっ……、もう、ちょっと気が早くなくて?」
「ああ、ごめん、気が急いちゃってね」
「もう、困った女好きさんね」
「いや……、僕は……、本当の女好きさ」
男は女の首筋にそっと、注射器の針を近づけた。
育てることに疲れたみたい 嫌いになったわけじゃないこんな与太を思いついたのには訳がある。
部屋の掃除はやっておくわ ご飯はいつもの冷蔵庫の中
きっとあなたはいつものことと 笑いとばすにちがいない
だけど今度は本気みたい あなたの顔はちらつくけれど
子どもはいつも 待たせるだけで 親はいつも 待ちくたびれて
それでもいいとなぐさめていた それでも親は親
多分あなたはいつもの店で 酒を飲んで記憶なくして
洗濯物は机の上に 短い手紙そえておくわ
今度生まれてくるとしたなら やっぱりあなたの親でいたい
だけど同じヘマを許して あなたと一緒につまずきたいわ
子どもはいつも 待たせるだけで 親はいつも 待ちくたびれて
それでもいいとなぐさめていた それでも親は親
子どもはいつも 待たせるだけで 親はいつも 待ちくたびれて
それでもいいとなぐさめている それでも親は親
やっぱり親は親
配偶者間暴力、被災地で深刻=福島で6割超-児童虐待も過去最高を記録【震災2年】
東日本大震災の被災地で、配偶者間暴力(DV)が深刻化している。狭い仮設住宅に妻たちの逃げ場はなく暴力は激化。先が見えない避難生活が続く中、夫婦関係が悪化するなどし、福島県では2012年、警察へのDV相談件数が過去最多になった。DVは子どもの成育にも悪影響を及ぼし、児童虐待を誘発する懸念もある。国は震災後、相談窓口を設置したが、支援者は「DV被害はこれからさらに増える」と警戒する。
福島県警には12年、前年比64%増の840件、宮城県警にも同33%増の1856件のDV相談があり、いずれも過去最高を更新した。一方で、岩手県警への相談は同2%減の298件。全国の警察が把握した件数(12年1~8月)の伸び率は25%だった。
支援団体「ハーティ仙台」(仙台市)は「震災による失業などで加害男性が自宅にいる時間が長くなり、DVの機会が増えた」とみる。これまでの広い家から狭い仮設住宅に移ったことで、被害女性らが隠れにくくなり、より粗暴な事例が増えているという。
福島県では東京電力福島第1原発事故の影響で、夫と妻子が離れて住むケースが増え、すれ違いから夫が暴力に訴えることも。「ウィメンズスペースふくしま」(同県郡山市)によると、失業した夫が東電の賠償金を浪費してしまう経済的な暴力も目立つ。
岩手県では相談件数は減ったが、支援者は「被害者が孤立しているだけ」と分析。震災後、相談の半数以上は内陸の盛岡市内の窓口に寄せられており、「参画プランニング・いわて」(同市)は「被災した沿岸部は支援体制が不十分」と指摘する。
一方、12年の児童虐待取扱数は、福島県警で前年比76%増の109件、宮城県警も同34%増の254件と過去最高を記録。岩手県警は同11%増の144件となった。親のDVなどを見て心が傷つく心理的な虐待は、宮城県警で同42%増の155件に上った。
1995年1月に起きた阪神大震災の後もDVの相談件数は急増。兵庫県では、94年度の39件から95年度は74件、97年度には138件と3年で3.5倍になった。当時、支援に当たった「ウィメンズネット・こうべ」(神戸市)は「災害後の大変な時期は、家庭の問題だからと遠慮する人もいるが、我慢せずに相談して」と呼び掛ける。
内閣府は11年5月以降、岩手、宮城、福島3県で、女性の悩みに答える専門相談を開始。現在も月400件以上の相談があり、うち約4割がDV関係という。ハーティ仙台の八幡悦子代表は「被災3県でも支援員を養成し、相談体制の底上げを図りたい」と話している。(2013/03/10-11:36)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201303/2013031000071&g=soc
人は1発殴られたくらいで死ぬことは少ない。ただ100人から1発ずつ殴られたら危ない。でもその場合、殴った100人のうち、「自分が殺した」と自覚する人は少ない。医療崩壊も、善意の市民からの無知で残酷なパンチ1発で起きたことではない。そして誰も、自分が崩壊させたとは思っていない。
— いちはさん (@Willway_ER) 2013年3月5日
1発殴られたくらいで死ぬことは少ないが、100人から1発ずつ殴られると危ない。しかし、その場合、殴った100人のうち、「自分が殺した」と自覚する人は少ない。医療崩壊も、善意の市民からのジャブ1発で起きたことではない。そして誰も、自分が崩壊させたとは思っていない。— いちは (@Willway_ER) 2017年1月14日
救急搬送36回断られる 埼玉の男性死亡
(日本経済新聞 2013/3/5)
埼玉県久喜市で1月、呼吸困難を訴え119番した男性(75)が25病院から計36回救急搬送の受け入れを断られていたことが5日、久喜地区消防組合消防本部への取材で分かった。男性は通報の2時間半後に搬送先が決まったが、到着した病院で間もなく死亡が確認された。
消防本部によると、男性は一人暮らしで、1月6日午後11時25分ごろ、「呼吸が苦しい」と自ら通報。自宅に到着した救急隊員が、各病院に受け入れが可能か照会すると「処置困難」や「ベッドが満床」などの理由で断られた。
翌7日午前1時50分ごろ、37回目の連絡で、茨城県内の病院への搬送が決まり約20分後に到着した際、男性は心肺停止状態で、その後死亡が確認された。男性は当初、受け答えが可能だったが、次第に容体が悪化、救急隊員が心臓マッサージなどをしていた。
消防本部は「正月明けの日曜日で当直医が不足していたのかもしれない。現場の隊員だけでなく、本部の指令課とも連携し、早期に病院が確保できるようにしたい」としている。
総務省消防庁によると、重症患者の救急搬送で医療機関から20回以上受け入れを拒否されたケースは2011年に47件あった。調査を始めた08年以降では、最高で08年に東京都の48回があるという。
久喜市は、今回のケース後に市内の病院に救急患者の受け入れに努めてもらうよう要請した。
BMI25-25.9がいちばん長生きで、やせ型の死亡危険率はその2.5倍もありました。この記述は良くない。素人からすれば、やせ形が2倍以上も死にやすいように見える。しかし、危険率が「10%と25%」も「1%と2.5%」も「0.1%と0.25%」も、それぞれ2.5倍であることに変わりはない。これをもっと具体的な人数で示すと、1万人の中で「1千人と2千500人」「100人と250人」「10人と25人」が、それぞれ2.5倍である。危険性を訴える時に、パーセント同士の比を出すと結果が派手で、そのぶん凄く目を引き付けることができるが、実態はほとんど分からないままだ。これがテレビをはじめとするマスコミの手法。本来であれば、後者のように人数で示すだけにして、「1万人中で10人発症する病気が25人に増える」というのは些細なことか重大なことか、その判断は視聴者や読者それぞれの価値観に任せるほうが良い。