2015年4月21日

運は数学にまかせなさい - 確率・統計に学ぶ処世術


このての本を読むのはもう何冊目だろうか。そろそろ打ち止めにしても良い気がするが、それでも読むたび毎回のように統計や確率に関する無知が招くリスクを思い知らされる。半分は自分の楽しみのために読むのだが、心の半分では、病院で患者や家族に説明する時に必要な統計や確率をうまく説明するためのヒントを探している。
Amazonのレビュー平均点どおり、面白い本だった。

2015年4月17日

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題


タイトルに魅かれて買ったのだが……、初出がブログ(ジェーン・スーは日本人です。)というのが多かった。飛ばし読みしたけれど、うーん、アマゾンの☆で言えば1と2のコメントが俺の気持ちに近い。
ちょっとクスッと笑えた部分もあったが、本でなくブログを読めば良いのかなという感じ。

2015年4月15日

おもいでエマノン


生命が誕生してから30数億年。脈々と続く生命の全記憶を受け継ぎながら生まれかわる少女・エマノン(もちろん太古の昔、人類登場以前には恐竜や魚ということもある)を軸に、彼女に関わるさまざまな人たちを描くSF短編集。読んでいると、自分の先祖の先祖のずっと先にいたはずの、変な生き物や名もなき微生物に対する尊崇の念がわいてくる不思議な本。

世の中には、俺の知らない『俺好みの面白い小説を書く作家』がまだまだたくさんいるんだなと痛感した一冊。

2015年4月13日

0能者ミナト<4>


ミナト・シリーズの4作目。ミステリとホラーとサイエンスものをかけあわせた欲張りで、かつ一定のクオリティを保ち続けているラノベ。

2015年4月10日

友達の数は何人? ダンバー数とつながりの進化心理学


進化心理学という分野が面白そうだったので読んでみた。

興味深い話、研究結果の紹介はたくさんあった。
たとえば男性より女性のほうが色覚に敏感だという話。これは男性が赤、青、緑という三色視であるのに対して、女性が四色視、中には五色視をしている人もいるそうで、なるほど確かに女性のほうが服の色の組み合わせや化粧のわずかな違いに気づきやすく、またこだわりも強いことが多い。著者のダンバー教授も読者に対して率直に、
「外出のしたくが遅い妻にいらいらしたことはないだろうか?」
と問いかけている。これを書きながらふと思ったのだが、この問いは明らかに男性に向けたものであり、やはりこういう科学エッセイを読むのは男性が多いのだろうか?

残念なことに、いずれも参考文献が記載されていない。これは邦訳の問題かと思ったが、巻末の解説でも「科学誌や日刊紙の連載記事を編纂したものなので、原著にも参考文献はついていない」と書かれているので、どうやらそういう本らしい。

これは正確には進化心理学の本ではなく、オックスフォード大学の進化人類学教授のロビン・ダンバーによる科学エッセイである。本書の一部で確かに進化心理学に触れられているのだが、ちょっと物足りない。

トンデモ本ではなく、オックスフォード大学の教授という権威ある著者による科学エッセイなので、興味のある人はどうぞ。